いちご農家のぼやき ~啓蟄編~
なかなかブログ書けませんね・・・。収穫量も増えてきて、収穫、パック詰め、接客、メール返信などなど、やっと一休みですかね。眠い!ゆっくりお酒でも飲みたいものですが、家で飲むと睡眠薬のように睡魔に襲われます。
本日は二十四節季の一つ「啓蟄」ですね。春の季語でもあり、次は「春分」という位置づけですね。「啓蟄」と聞くと虫が連想されますが、イチゴにもハダニが出てくる時期でもあります。私の農園でもどこからくるのか出ます(涙)。ダニの対策としては、定植前の高濃度炭酸ガス処理をすることによってダニの卵から成虫までをいなくすることができます。この処理でダニ初期発生をかなり遅らせることができます。その後は、天敵資材のチリカブリダニ(攻撃型)の投入ですね。ミヤコカブリダニ(待ち伏せ型)というダニもいるのですが、私の農園ではチリカブリダニだけですね。彼らも生き物ですから、生きる為にはハダニを捕獲しなくてはならない(ミヤコカブリダニは花粉も餌にできるらしい)ので、よく働きます。ただしある程度の気温も必要なので、3月くらいにならないと効果的には、難しいかなと思います。
他にはダニに対しては化学農薬(天敵にあまり影響ないものもまあまあります)、天然物由来の農薬(でも天敵に影響あるものも)、主成分が澱粉や油のもので、物理的にダニの気門を封鎖してやっつけるものなどが挙げられます。私はコストはかかりますが安全でもあるし、パフォーマンス的にも天敵資材が有効かなと思います。見たい方がいれば、時間ある時でしたら見せることができるかもしれません。
画像も無くわかりにくい感じですが、今度はレンズを買って撮影してみようと思います。